「ひとりになりたい」誰だって、同じ心理になるものさ。

人、組織、社会・・・さまざまなしがらみにもまれて疲れ切った男が「ひとりになりたい」と願望をほんの少しだけ叶えようとするブログです。「こんなこともあるぞ」と教えてもらえたら、即実践するだけのバイタリティは残っています。

「たかが選手が」でおなじみの渡辺恒雄主筆・・・と、巨人軍の大型補強。

 

あの「ナベツネ」さんが公の場に姿を現しましたな。

92歳になってもお元気なようで、なかなかすごい方です。

 

 

ナベツネさんが強権を振るうおかげで、

巨人は潤沢な補強資金を執行でき、

欲しい外国人もFA選手も獲得出来ている一面があります。

 

 

今年の巨人は原監督に「全権委任」とのことで、

丸佳浩選手に大盤振る舞いしたのを筆頭に、

さまざまな選手に望外な年俸を提供して契約締結。

そんなルーティーンを繰り返しています。

 

 

ですが、敢えて申し上げます。

ナベツネさんが鬼籍に入られると、巨人の補強はできない。

大盤振る舞いして、大金を積む資金はもう出てこない。

私はそう思っています。

 

 

かつて「読売ヴェルディ」と名乗るチームがありましたが、

本当はJリーグの理念に基づいて「ヴェルディ川崎」と名乗るべきだったことは、

サッカーファンでなくてもご存じだと思います。

 

 

ナベツネさんが無理やり「うちにはうちのポリシーがある」として、

読売新聞系のマスコミはすべて読売ヴェルディで呼称統一していたのです。

 

 

ですが、今は「東京ヴェルディ」と呼ぶだけで、

日本テレビをはじめとする読売新聞グループはこのチームから手を惹き、

チームの一株主として影響力を行使することすら無くなりました。

 

 

もちろん資金を出すこともしなくなったので、チームは弱体化。

一時は倒産の恐れさえ危惧されてライセンス更新も難しいぐらい、

存続の危機を迎えていた時期もあったのです。

 

 

メリットがない、強くない、盛り上がらない。

それだけで名門読売クラブをあっさりと放棄した過去。

巨人軍だってそのように扱われる可能性はあるのです。

 

 

マスコミとしてスポンサードして、優勝するたびに利益がでる。

そんな時代は過去の話です。

巨人軍が優勝して読売新聞の発行部数が倍になることは絶対にないですし、

新聞社として巨人軍を所有しているメリットすら無くなりつつあります。

 

 

そうなった時、巨人軍がヴェルディのような有様になる可能性はあるのです。

ナベツネさんがいなくなれば、赤字経営で履歴を生み出せない事業は、

あの読売巨人軍であろうとビジネスライクに扱われる可能性があるのです。

 

 

みなさん、巨人軍がここまでの補強を行えるのは、

2019年が最後ですよ。