今年の漢字は「災」・・・「口は災いの元」と言う言葉もありますが。
今年の漢字は「災」。
もう、異論はありません。
年末年始、被災された方々の苦しみや悲しみが、
少しでも癒えることを願っています。
もう1つ、「口は災いの元」とも言いますね。
とろサーモンの誰かさんとか、
スーパーマラドーナの誰かさんとか、
「言わんこっちゃない」と言ってるみなさんも要注意ですよ。
何も考えずに発した言葉が、
受け止める側にはとげのように突き刺さってしまう、
抜こうとしても痛くて抜けないし、
刺さったままにしているとチクチクと痛むような、
そんな言葉を吐く人が多すぎるんです、最近は。
SNSとかブログとかで、
情報発信の能力は10年前に比べて格段に上がっています。
でも、人の気持ちを慮る能力は格段に下がっているんじゃないかな。
発信すると言うことは、
それだけ自分を認めて欲しい、「すごい」と思って欲しい、
承認欲求がとめどなくあるのでしょう。
自分を、自分が、自分に・・・
その積み重ねの結果、人の気持ちを慮ることが出来なくなっているとしたら、
悲しいことです。
災害に遭い、悲しさや辛さ、むなしさや苦しさを背負っているみなさんに、
少しでも何かの役に立とうと思うならば、
そこに自身の承認欲求は不要です。
それでも、ボランティアをしている自分に承認欲求を持つ人もいる。
それは人間だから仕方がないのかもしれないけれど、
何か優先順位を間違っているのではないか、と思います。
「災」ばかりが至る所で起きた2018年の日本ですが、
本当に何とかするべきなのは、
「口は災いの元」であることを再認識しなくてはならない、
今この時代に生きる私たち日本人の意識なのかもしれません。